今回は、身に付けておくと必ず役に立つ接遇、マナーについてお話していきますね。
介護や福祉の現場ではなくても、お仕事をしていく上でどんな場面でも接遇、マナーは応用が利くと仕事も、コミュニケーションもとても円滑になるものではないでしょうか。
内容については出来て当たり前と思うこともあるかもしれませんが、まずは復習と思い読んでいただければと思います。
◆明るい表情と声を意識する
人に会ったとき、まずは挨拶をしたり声をかけたりすることは、いつでも明るくするのが基本となりますが、その時に意識するのは「明るい表情」「明るい声」です。
人は嬉しいことや楽しいことがあると、自然に明るい表情となり、声も元気に明るくなるものです。しかし、心配なことや不安なことがあると、表情は暗く声もなんだか元気のない低い声になるものです。そのため、意識をしていなければ、その時の感情がそのまま表情や声に表れてしまうのです。介護の現場での仕事は、特に感情労働とも言えるので、声や表情に暗さや元気のなさが表れないようにコントロールできるよう普段から意識が大事になってきます。
◆日頃から訓練をする
自分の声聞く機会というのはなかなかないものですよね。自分の声に明るい表情や元気な印象を持つことはできるでしょうか。
まずは、鏡の前に立って明るい表情をつくる練習をしてみましょう。明るい表情というのは、口角が少し上がったときの表情です。「ウィスキー」と言った時の口の形がその表情の一つとも言われます。明るく元気な表情をいつでもすぐに作れるように、日頃から練習をしておくのも、仕事をするにあたって大切なことです。
明るく感じの良い表情が作れるようになったら、次は声を出してみましょう。明るい表情であれば、声も自然と明るくなるはずです。表情と声は一体になっているものです。
明るい声、自分ではなかなか難しいなぁと思う方は、ハキハキとした声を意識してみましょう。ハキハキとした声と、先ほど鏡の前で練習した明るい表情を意識すると、印象は格段とよくなることでしょう。あとは、心を込めて話せば人間関係も円滑になっていきますよ。
ぜひ余裕がないときほど、表情と声を意識して仕事をしてみてください。