【介護の転職】転職回数が多い人の志望動機の伝え方
2021.01.20掲載
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転職回数が多い人への採用担当者のイメージは?

介護業界は転職回数の多い業界だと言われておりますが、短期間での転職を繰り返してきた場合は要注意です!

担当者はどのようなイメージを持つのでしょうか。

・仕事や人間関係、しょけばの環境などに不平不満が多く、転職の原因が自分ではなく外部にあると考えているのでは?

・やり方に強いこだわりがあり、職場でよい人間関係が構築できないのでは?

・またすぐに辞めてしまうのでは?

転職回数が多くても求められる人材とは

転職回数が多いと不利と思われたかもしれませんが、重要なのは転職回数よりも、転職理由や動機が明確で、履歴書や面接できちんと説明できるかどうかが重要です。

転職を重ねるたびに新たな経験を積んでスキルアップし、将来のキャリビジョンに一貫性がある人ならば、企業から「欲しい」と思ってもらえる人材どということです。

転職回数が多い場合の志望動機や自己PRの伝え方

1、キャリアビジョンの一貫性

無計画に転職を繰り返しているという印象を与えないことが大切です。「なるほど」と思ってもらうために、キャリビジョンが一貫していることを伝えましょう。

例えば、「介護のスキルを高めるために、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、病院など様々な施設で経験を積んできました。」というような思いを伝えることで、転職回数の多さも納得してもらえるはずです。

2、これまでの経験・スキルを活かせる

次に、「今までの経験やスキルがあるなら活躍してくれそうだな」と思ってもらうことも大切です。

希望する施設や事業所で、自分がどのように貢献できるか、具体的に伝えられるよう整理しておきましょう。

3、「長く働きたい」という意思

転職回数が多い求職者が敬遠されがちなのは、「せっかく仕事を覚えても、またすぐに辞めてしまうのでは?」という懸念を持たれやすいからこそ、履歴書や面接では「長く働きたい・面接を受ける施設で働きたい」という意思をしっかり伝えましょう。

4、勤務先への不満や悪口

どのような理由があったとしても、勤務していた施設の不満や愚痴は避けましょう。「会社のせい、相手のせいにする人」という印象を与えてしまいます。

退職理由を聞かれた時の回答例

採用担当者は、退職理由を質問することで、活躍してくれるか、すぐに辞めてしまうか、仕事に対してどのように考えているのかを確認します。転職回数が多いからと卑屈になったり、ごまかしたりする必要はありません。

1、同業種・同種類での転職が多い場合の回答例

ポイント:キャリビジョンの一貫性をアピールし、介護の現場でどのようにキャリアアップしたかを、伝えるといいです。

回答例
「私は祖父母の介護をきっかけに介護職に興味を持ち、未経験でデイサービスの事業所に入職しました。その後、ケアマネージャーと接する機会があり、ケアマネージャーを目指すようになりました。介護職員としてケアマネージャーを目指す上でも、様々な現場で介護のスキルを磨く必要があると考え、訪問介護、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどの幅広い施設で経験を積み、介護福祉士の資格も取得いたしました。将来はケアマネージャーとして独立し、認知症高齢者の方が快適な生活を送るための力になりたいと考えております。そのため、認知症ケアに力を入れていらっしゃる御社で、これまでの経験を得た介護スキルを活かしながら認知症ケアについて実践で学びたいと考え応募いたしました。」

2、労働条件や人間関係など、ネガティブな転職理由だった場合の回答例

労働条件や職場の人間関係などネガティブな理由で転職を重ねた場合、他責思考だと思われないことが大切です。原因が自分にもあることを認めたうえで、ポジティブに置き換えアピールしましょう。

回答例
「介護業界に入る前は飲食店に勤務していました。ご高齢のお客様とも触れ合う機会が多く、介護が必要な高齢者の方のお役に立ちたいと考え、介護業界に飛び込みました。1社目の特別養護老人ホームでは、自身の未熟さゆえに先輩社員に年配の方が多かった職場に馴染めず退職しました。2社目のデイサービスでは、そのことを教訓にし、人間関係では問題はなかったのですが、より介護度の高い利用者さんをサポートし、介護スキルを高めたいと考え、改めて特別養護老人ホームへ転職し、現在は2年目になります。キャリアアップのためにも、今後は介護スキルを活かしながら接遇スキルを磨きたいと考え、接遇に力を入れている御社の求人に応募致しました。

志望動機と自己PRの例文

これまでの経験を強みに変えた志望動機と自己PRの例文をご紹介します。「この人を採用したい」と思われるような履歴書を作成しましょう。

例文1、
「これまで様々な施設で数多くの入居者様やそのご家族の思いに触れたことで、私たち介護職員に何が求められているかを肌で感じることができました。いくつもの職場で経験を積んだからこそ、寄り添う介護ができるようになったことが自分の強みだと感じております。一人ひとりに向き合い、個性を大事にしている貴施設でなら、これまでの経験とスキルを活かし、より利用者に寄り添った介護ができると考え、応募いたしました。」

例文2、
「私はレクリエーションやイベントの企画を考えることが得意です。利用者様が楽しみながら身体と頭を使うことができるレクリエーションは、これまで勤務したどの施設でも高い評価をいただきました。貴施設が利用者様に楽しく過ごしてもらえるようイベントを充実させていると知り、ぜひこちらで働きたいと思ったのが志望動機です。利用者様のQOLを高めることができるよう、これまで介護の現場で培ってきたスキルと経験を発揮し、貴施設にこうけんしていきたいと思います。」

例文3、
「志望動機はこれまで異業種で培ってきた経験が活かせると感じたからです。ホテルでの接客業ではおもてなしの心と高いコミュニケーションスキルを身に付け、製造業ではチームワークの大切さと体力を培いました。介護の現場でも、おもてなしの心だけではなく体力や協調性、コミュニケーション力などこれまでの経験で身に付けたスキルが活かせると思い、『地域密着型のケア』を揚げる貴施設にて介護の職を極めていきたいと考えております。」

志望動機を伝える重要ポイント

志望動機を伝える際に最も重要なポイントは「これまでの転職で何を得たのか」です。

施設長や採用担当者は、あなたが複数の職場でどのような経験を積み、どのようなスキルを身に付けたのかを知ることで、それらの経験やスキルがどう生かせるのかを判断します。つまり、どのように優れたスキルや経験があったとしても、企業が求める人材とマッチしていなければ採用されないということです。

自分が得た経験やスキルを、どのように活かせるかという点をアピールしましょう。

他の事業所ではなく、なぜそこを選んだのかという点を具体的に伝えることも重要です。「企業理念に共感して」では漠然としてしまい、「どうせ他でも同じことを言っているんだろう」と思われる可能性もあります。

伝え方によりマイナス要素をプラスに変えることができますので安心してください。これまでなぜ転職を繰り返してきたのか、今後長く勤めるためには自分にとって何が重要なのかを考えることが大切です。

その点がしっかりと整理されていれば、自然と履歴書や職務経歴書にも前向きな言葉が出てくるはずです。ぜひ、希望の施設や事業所に転職できるよう取り組んでみて下さい。